ういろう貰い
せっかく持っているアカウントは使おう。そう思い年単位の沈黙を経てはてなブログに文字を打っている。
私は今粛々と退勤をしており、身体は中央線の中、左手には白いういろうが握り締められている。
週に2日の出社の日。
今日は社長からお土産のういろうを貰った。マッチ箱ほどの大きさのういろうが詰められた箱の中から白色のものを選びデスクの上に置いておいた。
なかなか就業中外郎を食べたい精神状況&口内環境になれずういろうを持て余し、ビニールの封を開けず、ずっとういろうをにぎにぎしていた。
ビニールにみちみちに詰まった白い外郎は手のひらにちょうど収まるサイズでずっとひんやりしている。それを僕は壊さないように潰さないように、しかし自分のストレスをぶつけられるぎりぎりの強さでにぎにぎをしていた。
感覚としては昔流行ったハンドスピナーに近い。
作業に集中できない時、あえて別の簡単なタスクを用意することにより集中できる時がある。その効果を白いういろうが担っていた。
福島ではこういった手遊びのことを「てわすら」という。
校長先生が話してる時に何を作り出すでもなく土を触ったりするアレだ。
これに見合う言葉が「てわすら」以外に思いつかないので「てわすら」は標準語にしたほうがいいと思う。
覚えて帰ってください。「てわすら」
出勤退勤時のてわすらレギュラーはEarpodsをパカパカさせる事だったのだがそこに今日はういろうがいる。
右手でブログを書き
左手はEarpodsパカパカとういろうニギニギを行き来している男が中央線にいるってことさ。